便秘に悩んでいる人、本当に多いですね。便秘はさまざまな病気につながる恐れがありますので、たかが便秘と思って放置するのは危険です。きちんと自分の腸や身体全体の状態、便秘の原因を知ること、そして、食生活や生活習慣の改善をすることで便秘を根本から解消することが大切です。

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そこで今日は、マクロビオティックの普及につとめる正食協会の理事として、健康にまつわるさまざまなお悩み相談や指導をされている、しんちゃん先生こと山村先生の体験談から、便秘についての色々とマクロビオティック的改善方法をご紹介します。

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(以下、山村先生談)

ストレスが過食をつくる

ある大学のマウスを使った研究で、マウスにストレスを与え続けると過食になりやすいことが分かりました。

私もふるさとの海が津波によって壊されていく映像や、家族を亡くした方々の悲痛な叫び声を聞いているうちに、ついパンやお菓子が増えてしまいました。そして止めていたお酒も飲むようになってしまいました。それに追い打ちをかけるように大きなストレスがまた来てしまいました。父と母の死です。

お酒を飲むことによってストレスを解放しようとしましたが、酒や甘いものではストレスは解放できませんね。現実は変わらず残るわけですから。いやむしろ事態は悪くなってしまう場合もあるわけです。

甘いものやお酒の過剰はストレスに弱くなる

甘いものは一人の楽しみですが、お酒は数人で楽しく飲みます。楽しんでいる時は良いのですが、甘いもの、お酒は心を安定させるカルシウムやビタミンB群を沢山使ってしまいます
ストレス解消に飲んだり食べたりすればするほど、心は不安定になって行きます。おとなしい人が突然暴れ出す、酒さえ飲まなければ良い人なのにねぇ、とよく言われますものね。
津波や父母の死で飲み始めたお酒、甘い菓子、パンでさらにナイーブになって、身体はダルく、仕事も効率が上がらないようになってしまいました。便秘がちになり、さらにストレスが重くのしかかってくることを身をもって知ったわけです。

便秘は思っているより怖いぞ!

腸は意外なほど長い時間、便をためています。腸の中で腐った便は、悪性の病原菌や細菌類が増殖し、病気をつくるにはまことに都合の良いものです。この状態は憩室ができやすくなり、鎮痛剤などの薬の成分は大腸に留まりやすく、いつでも炎症や潰瘍を起こせる状態になるのです。

体の「炎症」は老化の原因にも

このように、腸に便がたまると体内の炎症が起きやすくなりますが、老化にともなう疾患や症状はすべて体内で起きている「炎症反応」と考えることができます。どういうことかというと、体のあちこちで火事が起きているということです。たとえば血管で火事が起これば動脈硬化につながります。あるいは肌で起こればシミやシワになります。これは「酸化(サビ)」や、「糖化(焦げ)」と言われていて、また、老化の原因になるとも言われています。
この炎症(火事)を止める(火消し役)のは「コルチゾール」で、これは副腎から分泌されるホルモンです。

ところが、コルチゾールが火を消すより速いスピードで炎症が増えたり、体中でたくさん炎症ができて消しきれなくなると、さまざまな病気になりやすく、シミ、シワ、ホクロなどが増えます。つまり老化症状が外に出てきてしまうというわけです。たとえ若くてもね!

副腎の機能が衰えると

もの忘れやうつ、体力・気力の低下、不眠、更年期障害、糖尿病、高血圧、メタボ、髪・肌の衰え、リューマチ、ALS、アトピーなど免疫の病気は副腎の疲労が原因と言われます。体の老化から見た目の老化まで、驚くほど「副腎」が関係しています。

とくにパンやパスタ、甘いもの、肉や乳製品が好きな方は気をつけましょう
藤田紘一郎氏によると、本来なら小腸で栄養が吸収されるのですが、栄養素が大腸まで届き、大腸にカビが増えてしまうと言うのです。

便秘解消のために、あるいは腸内の善玉菌を増やそう、とヨーグルトや乳酸菌などが人気ですが、炎症がある腸の中に、いくら何かプラスして取り入れようとしても残念ながら効果は表れないと思われます。

「便秘」と「冷え」が命取りに。糖分や油脂などに気をつけて

砂糖好きの少年時代は確かに、疲れやすく憂うつな日が多かったです。
私の病気の肝硬変は、肝細胞が死んでしまい、かろうじて残った肝臓が頑張っている状態です。肝臓は糖や脂質、タンパク質の代謝もしていますが、「解毒」も大切な働きのひとつです。
ですから、私の場合「便秘」「冷え」が命取りになるのです。便秘の原因となる甘いものや腸壁にべったりついて炎症の原因になるパンも本当に気をつけています。

「糖分と脂(油)はうまい!」というコマーシャルがありますが、これらは前述した内臓に「火事」を起こしやすい食べものです。つまり、うつ、不眠、更年期障害など免疫の病気を含めて「腸」が原因しているのです。

便通を整え、腸をきれいにする食材

玄米、さつま芋いも、里芋、長芋、ジャガイモなどの芋類やトマト、豆腐、くるみ、桃、胡麻、ごぼう、シメジ、ぜんまい、エノキ、皮つきリンゴ、玉ねぎ、白菜、ふきのとう、珈琲、たけのこ、キャベツ、白菜、ゼンマイ、オクラ、海藻などのネバネバ食材がとても良いのです。

人それぞれによって効果がある食べものが違うので、どれを食べるとウンコがドッサリ出るか試してみて下さい。ちなみに私は皮つきリンゴ、トウモロコシ、ふき、ふきのとうがバッチリです。

肝臓は代謝をしていると言いましたが、甘いものや油ものを食べすぎた時は、いち早く体外に出してしまいましょう! 甘いものには意外なことに「珈琲や抹茶」が効果があるんですよ。
私の場合はこれらを食べたり、食べ過ぎると、途端に肝臓さんから注意が来ます。痛むのです。「いやいや、ゴメン。ちょっと食べ過ぎちゃった。」といち早く排便するようにします。

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あなたのウンコはどれぐらいかな?

食事指導の時は、必ず「排便はしっかり出ていますか?」と聞きますが、「ハイ、便通はあります」と言われる方が多いです。どれぐらいの量で、色は? 形は? と細かく聞きたいところですが、私の排便量を言うと、みな目を丸くして驚きます。「えーっ、そんなに?」。

皆さんは毎朝バッチリ出ていますか? 藤田紘一郎氏によると、バナナ1本が100g なので、少なくとも3本分、つまり300g 出るようにしましょう! と言っています。
私も3本分ぐらいは出ます。トウモロコシ、皮つきリンゴ、南瓜、キャベツ、小豆などを積極的に食べるようにしていますから。
あ、そうそう、納豆やキムチなど発酵食品も摂るようにしています。意外に良いのがネバネバです。中でもわかめ、根昆布、とろろ昆布などは山芋やオクラ、納豆などと合わせて食べるととても良い。小さい頃から松前漬けを食べてきているので、自分で作って食べます。だって、ほら、私の場合命がけですから(笑)。私はまだまだやりたいことがあります。夢を実現するために「巨大なウンコ」を心がけているのです。

素敵なウンコで健康・元気な毎日を!

もう一つ肝臓が弱い方のために良いものがあります。シジミです。シジミエキス、梅肉エキス、スッポン粉末はたとえ出張があっても必ず飲むようにしています。梅は腸の殺菌、シジミやスッポンは肝臓のお母さんである腎臓を助けるためです。体も温まりますしね。
私のように砂糖、酒の場合は陰タイプですから梅干しが良いのです。陽タイプは酢です。
また、福岡の行橋のTさんからハトムギやかきどうしなどをブレンドした特製のお茶を頂いて、それにヨモギと升麻を加えて飲んでいます。

とにかくウンコ、誰がなんと言ってもウンコ、素敵なウンコ!これで健康で元気な毎日を送りましょう。

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やまむらしんいちろう

1949年岩手県生まれ。77年、岩手山麓の雫石町で自然食品店を始め、80年に 「盛岡マクロビオティックセンターいーは・とーぶ」と改名、盛岡市に店舗を構える。99年に渡米し、クシインスティチュートMCTを卒業。帰国後、同市で ゴーシュ研究所を設立して現在に至る。東京を拠点に全国で食事指導や講演会などを中心に活動。正食協会理事。

(正食協会 マクロビオティックマガジン むすび誌 記事より)

 

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Written by オーガニック倶楽部通信

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