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キッズ&ベビーに安心なオーガニック食材を

日本の農薬使用量は世界第一位で、韓国の5.7倍、アメリカの6.1倍、タイの28倍、インドの50倍にもなります。作物を食べるということは、その作物を育てた環境を摂り入れることと同じで、農薬漬けの作物を食べるということは、汚染された環境を摂りこむことになるのです。
また、農薬のほかに、合成添加物や環境ホルモンなど、身体に悪影響を及ぼす可能性が高い物質は、一度体に取り込むと、体内に次から次へと蓄積されていきます。溜まった有害物質は、アトピーや喘息、癌などの原因のひとつといわれるだけでなく、子供のキレなど、精神面にも影響があるといわれています。
これらの有害物質を完全に避けることは難しいですが、オーガニックな食品を食卓に取り入れることで、それらの摂取を減らすことができます。

無農薬*、無化学肥料、遺伝子組み換え技術にたよらずに育てられた作物、またそれら作物を使って、保存料などの合成添加物を加えずに作られた食品のことです。
オーガニック(有機)と呼ぶためには、国の定めた厳しい基準を満たす必要があり、その基準を満たしたものだけを、「有機JAS認定品」とし、正式にオーガニック(有機)と認められます。
有機栽培は土づくりから始まり、有機JASの場合、2年以上農薬と化学肥料を使わない農地が必要です。 さらに、1、2年の歳月をかけて自然堆肥を作り、草を引き、虫が発生したら1匹1匹を手で駆除していくなど、莫大な手間ひまをかけて作られるのが有機栽培です。
*一部有機JAS法で認可されているものを使用する場合があります

食品添加物は、食品の保存性を高め、風味や見た目を良くするために使用される化学物質です。
保存料や着色料がその代表ですが、その他にもさまざまな種類のものがあり、現在、日本で認可されている食品添加物の数は1500種類前後にもなるといわれています。
食品を選ぶ際は、食品表示を見る習慣を身につけ、赤ちゃんのためにより安心な食べ物を選ぶようにしましょう。

添加物名 |
用途 |
よく使われている食品 |
危険性 |
イマザリル |
防カビ剤 |
柑橘類、バナナ |
発ガン性、遺伝毒性 |
オルトフェニルフェニール(OPP)、
オルトフェニルフェノールナトリウム |
防カビ剤 |
柑橘類 |
発ガン性 |
ジフェニル(ビフェニル) |
防カビ剤 |
グレープフルーツ、レモン、オレンジ類 |
発ガン性 |
チアベニダゾール |
防カビ剤 |
柑橘類、バナナ |
催奇形性 |
食用タール系色素(赤色2号、黄色4号、
緑色3号などの合成着色料) |
着色料 |
福神漬け、紅しょうが、ハム、たらこ、
菓子、 数の子、ウニ、漬け物など |
アレルギー、発ガン性の疑い |
サッカリン、サッカリンナトリウム |
甘味料 |
チューインガム、漬け物、魚介加工品、
醤油、煮豆、缶詰めなど |
発ガン性の疑い |
亜硝酸ナトリウム |
発色剤 |
ハム、ソーセージ、いくら、すじこなど |
発ガン性の疑い |
安息香酸、安息香酸ナトリウム
(安息香酸Na) |
保存料 |
マーガリン、清涼飲料水、シロップなど |
動物に大量投与したところ死亡 |
ソルビン酸、ソルビン酸カリウム
(ソルビン酸K) |
保存料 |
チーズ、魚介練り製品、食品製品、佃煮、煮豆など |
|
テヒドロ酢酸ナトリウム |
保存料 |
チーズ、バターなど |
催奇形性の疑い |
パラオキシン安息香酸エステル
(パラベン) |
保存料 |
しょうゆ、酢、清涼飲料水など |
|
プロピオン酸、
プロピオン酸カルシウム(プロピオン酸Ca)、
プロピオン酸ナトリウム(プロピオン酸Na) |
保存料 |
チーズ、パン、洋菓子など |
|
有機JAS食品は、これら食品添加物は使用しません。


身体づくりの基本は穀物と野菜です。アレルギーの人は野菜をあまり食べず、食物繊維が不足の傾向にあるともいわれます。
農薬や化学肥料にたよらずに作られた強い大地で育てられた作物は安心なだけでなく、強いエネルギーを持ち、赤ちゃんのときからそうしたエネルギーを含む野菜や米を食べることで、生命力がみなぎり、強い身体がつくられます。時間がないときは、冷凍や缶詰め、レトルトを上手く活用して時間短縮。


おやつは食事を補うものと考え、栄養バランスの良いものを選ぶようにしましょう。白砂糖の摂りすぎは、虫歯や肥満だけでなく、カルシウム欠乏症、ビタミンB1欠乏症など、さまざまな弊害を引き起こします。
昨今問題となっている、「キレる」など、問題行動を起こす子供には、白砂糖を過剰に含む清涼飲料水や菓子パンを好む傾向があるともいわれています。砂糖や油をたくさん使ったものは避け、赤ちゃんのころから、素材の風味を生かした自然なおいしさを舌で覚えさせることが大切です。
ときどきは果物や野菜などを使って手作りしましょう。


オーガニックトマト缶やかぼちゃペーストは離乳食にとてもおススメの食材。スープやお粥などに混ぜてすぐ使えます。有機豆は赤ちゃんの成長に欠かせないタンパク質の宝庫です。

時間がないときにおススメの、1歳から食べられる「こどものためのレトルト。」合成添加物や牛由来の原料は使っていません。

健康維持に欠かせない食品として、味噌や醤油をはじめとする日本の伝統的な発酵調味料が今あらためて注目されています。
離乳食になると、赤ちゃんの腸内にも悪玉菌があらわれてくるため、便秘をしたり、お腹をこわしたり、免疫力が低下したりすることがあります。
発酵調味料には、善玉菌を増やして腸内環境を整えるだけでなく、免疫力アップや体に取り込まれた毒素を排出してくれる働きもあります。調味料を選ぶときは、四季の温度の変化にまかせて、長い期間熟成させる昔ながらの「天然醸造製法」で造られたものを選びましょう。
機械や添加物にたよらず、微生物の力だけで発酵、熟成させているものには、発酵食品が本来持つ風味や成分がしっかりと含まれています。


朝食などにご飯の代わりにパンを子供に与える方も多いと思いますが、スーパーなどで安く売られているパンの多くには、生地をやわらかくするためのイーストフードや保存料などの合成添加物が多数使われています。
また、悪玉コレステロールを高め、アレルギーの原因ともなるといわれるトランス脂肪酸を多く含むショートニングやマーガリン、主原料である小麦粉の残留農薬の心配もあります。毎日食べるものですから、これらの不安の少ないものを選ぶようにしましょう。


石けんやシャンプー、洗剤などに含まれる、石油から作られた化学物質は皮膚から体内に取り込まれ、アレルギーや赤ちゃんの発育異常、発ガンなどさまざまな弊害を引き起こすといわれています。成人と比べ小児のほうがその吸収率が高く影響を受けやすいので特に注意が必要です。そのような化学物質の中でも特に有害なのが合成界面活性剤ですが、大量に市販されているシャンプーのほとんどに使用されています。石けんやシャンプーを選ぶときは、この合成界面活性剤が含まれていないかどうかを確認しましょう。また、洗濯洗剤に含まれる合成界面活性剤や蛍光剤も洗濯物に残るので、肌の弱い赤ちゃんのためにこれらを使っていない洗濯剤で洗ってあげましょう。

