むそう商事が運営するナチュラル&オーガニック通販ショップ ビオフロレスタ
2017年 10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31     
今日
2017年 11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30   

マクロビオティックライフ講座〜岡部賢ニ先生のコラム

「マクロビオティックライフ講座」では、マクロビオティックの普及に第一線でご活躍中のフードアンドメディカルコンサルタントの岡部先生に、マクロビオティックの基本から深く掘り下げた内容まで、やさしく丁寧に解説していただきます。マクロビオティックは、健康で若々しい体つくりに役立つだけでなく、心の浄化にも効果があります。その素晴らしさを少しでも多くの方に知っていただけますように。

*

第18回「キレない子供に育てるコツ」

*

食生活が悪いと現代型栄養失調に

 子供たちが「キレる」、「ムカつく」、「いじめる」など、精神状態が不安定になっている背景には、「現代型栄養失調」といわれる食生活の問題が潜んでいます。
 福山平成大学の鈴木雅子客員教授は、「食生活のゆがんだ子供ほど心の問題を抱えていて、いじめに走る率も高い」と指摘しています。鈴木教授が校内暴力の吹き荒れた1980年代に子供たちの心と行動を食生活の関連から探るため、中学生1169人を対象に調査を行いました。その結果、野菜、海藻、穀物の摂取量が少なくインスタント食品やジュースをたくさん摂り、朝食を抜くなど、食生活の内容が悪くなるにつれてイライラしたり、すぐカットなる生徒が増え、その不安定な心がいじめるという行為に結びついていることが分かりました。また、男子の最も食生活の悪いグループには「いじめっ子」が40%もいたのに対し、食生活が最も良いグループには「いじめっ子」は1人もいませんでした。

 この調査から現代の子供たちは飽食の時代に生まれ、食べ物は山ほどあり、糖質や脂質などのカロリーは多いのに、ビタミンやミネラル、食物繊維が少ないという現代型栄養失調に陥っていることがわかったのです。

  ビタミン、ミネラル、食物繊維はカロリーを燃やす着火剤の働きをするので、不足すると燃えない糖質や脂質が中性脂肪やコレステロールとなって体内に溜まるため肥満が起こりやすくなります。また、不完全燃焼した糖質や脂質が血液を酸性化し、その酸性化した血液を元に戻すためにさらにビタミンやミネラルが大量消費されるという悪循環を招きます。

白砂糖や添加物が脳の活動を狂わせる

 ビタミンB1やカルシウムは精神安定効果が特に高い栄養素です。これらが足りなくなるとイライラや不安、精神活動の低下、不眠などを引き起こします。また、カルシウムが不足して落ち着きがなくなったり、集中力が低下したりします。

 特にカルシウムやビタミンB1など、脳が必要とする成分を根こそぎ奪い、頭痛や無気力状態、疲労感などの低血糖症をつくるのが、清涼飲料水や菓子パンなどの精製した白砂糖を大量に含む食べ物です。問題行動を起こす子供には清涼飲料水を好む傾向があります。

 砂糖をたくさん摂ると血液中のブドウ糖の値が急上昇し、血糖値をぐんと引き上げます。すると、今度はインシュリンが大量に分泌され、血糖値を下げようと働きます。その結果、血糖値が下がりすぎてしまう低血糖症になります。低血糖になると、血糖値を上げようと、アドレナリンよいう「闘争ホルモン」が分泌されるため交感神経の興奮状態が起こり、キレたり、いじめたりという問題行動を引き起こしてしまうのです。

 子供たちの問題行動の原因となるのは白砂糖だけではありません。非行や犯罪を起こす子供たちに共通するのは清涼飲料水のほかに、ハンバーガーなどのジャンクフードや菓子パン、カップラーメンを主食とし、副食には焼き肉やソーセージなどを食べ、間食にはスナック菓子やアイスクリームといったファーストフードを食べる食生活です。このような食生活では、人間が必要とする微量栄養成分が摂れないだけでなく、食品添加物の悪影響も加わって、正常な脳の働きができなくなります。

食生活の原点=「スローフード」に帰る

 食品添加物は合成化学物質であり、防腐や殺菌、抗生という命を殺す働きを持っています。そうした波動を含む食べ物を摂取すると、人のこと、自然のこと、命のことが分からない無感動、無関心、無気力な人間性を作ってしまいます。

 太陽や雨、風邪、大地、お月さまのエネルギーをたっぷり吸って育ち、手間ひまというまごころを注いで作られた命ある野菜や穀物を食べることで子供たちのこころの空白が満たされていきます。季節のものを皮つきのまま丸ごと食べると微量栄養素がたっぷり摂れます。子供たちの本来の明るく素直で創造力あふれる姿に戻してくれるのはそうした愛のエネルギーに満ちた食べ物なのです。

 もう一度「食育」の大切さを認識し、ごはん、味噌汁、野菜、海藻、漬物といった、日本人の伝統的な食生活の原点(スローフード=昭和30年代の家庭料理)に帰ることが子供たちを救う近道だと思います。

岡部賢二(おかべけんじ)

大学在学中に渡米し、肥満の多さに驚いて「アメリカ社会とダイエット食品」をテーマに研究。日本の伝統食が最高のダイエット食であると気づき、マクロビオティックを学ぶ。正食協会講師として活躍後、2003年、福岡県の田舎に移り住み、日本玄米正食研究所を開設。2005年にムスビの会を発足し、講演や健康指導、プチ断食セミナーやマクロビオティックセミナーを九州各地で開催している。著書に「マワリテメクル小宇宙〜暮らしに活かす陰陽五行」(ムスビの会)、「月のリズムでダイエット」(サンマーク出版)などがある。
ムスビの会HP(http://www.musubinokai.jp)

 

オススメの食材はこちら

金沢大地有機JAS玄米
販売価格 3,400円(税込)〜
ご購入・商品レビューはこちら