オーガニックフルーツジュース

同じ「果汁100％」で広く販売されている「濃縮還元」は、絞った果汁から一度水分を抜いて濃縮してから保存し、製品にするときに水を加えて再び元の濃度に戻すという製法です。 量を減らし、輸送や保管にかかるコストを安く抑えるために用いられますが、多くは濃縮過程で香りが飛んでしまうため、それを補うために「香料」が加えられます。 いっぽうストレート果汁100％は、収穫した果実を搾って殺菌し、そのまま容器に詰めたものです。余分な加工は一切されず、もちろん香料なども加えていません。ストレート果汁100％のMUSOオーガニックジュースは 絞りたて果汁の味がそのまま生きています。

果実の収穫はすべて手摘みで行われ、収穫された果実はすぐに果汁にされます。 絞った果汁は時間がたつと風味が落ちてしまうため、短時間で高温殺菌、 その後急速冷凍してパック詰めしています。 東京ドームの約10倍もの広さの農園に果てしなく続く果樹の実は、ひとつひとつ手摘みされます。 ピーク時は1人あたり1日2トンを収穫しますが、1トンの果実からとれる果汁はわずか450リットルです。

一般の果実は、栽培時の農薬や化学肥料はもちろん、品質を維持するための殺菌剤や防カビ剤などが使われていることが多いですが、 有機栽培では土づくりから農薬や化学肥料を一切排除しています。自然堆肥を作り、除草剤を使わずに害虫を駆除するなど、莫大な手間ひまをかけて栽培されます。 その分値段も高くなりますが、果実を丸ごといただくストレートジュースだからこそ、残留農薬の不安のないオーガニックにこだわります。

MUSOオーガニックストレートジュースは、オーストラリアでジュース作りを三世代にわたって続ける「ダグラスパークオーガニック社」によって日本へ輸出されています。
当社は、祖父が1890年代にアデレードで始めた、農薬や化学肥料を使わない昔ながらの自然な農法を受け継ぎ、現在もオーガニック野菜やフルーツを地元の販売者へ供給しています。 ダグラスパークオーガニック社は、1994年オーストラリアで初めてオレンジジュースのオーガニック認証を受けた、オーストラリアのオーガニックのパイオニアともいえる存在です。現在のオーナーであるエリザベスが、自分たちの子供たちに安心して飲ませられるジュースが身近にないことを憂慮し、自ら製造を始めたのが、当社のオーガニックジュース作りの始まりです。以来、オーガニックジュースをはじめ、オーガニックジャムやスパークリングジュースなど、地元の新鮮な果実から作られるオーガニック商品を世界中へ供給しています。