【食べ比べレポート】レトルトタイカレー3色

2022.07.19

商品紹介

夏だ!カレーだ!今回は、ムソーナチュラルのレトルトタイカレー3色の食べ比べです。本日の大阪は34℃、バンコク(32℃)より暑い絶好のコンディション。

私事ながら1980年代後半、バックパックを背負ってタイを放浪しました。ゲストハウスに泊まって屋台をはしごして、中でも忘れられないのが色とりどりのゲーン(汁かけ飯)。四角いバットに盛られたのを身振り手振りで注文して、汗を拭き拭き平らげました。タイ料理が日本でブームになる前の話です。

さて、レトルトタイカレーはどこまであの味に寄せてきてるか?クーラーを切って実食です。

 

 

タイ料理の中でも日本で特に人気のグリーンカレー。タイ語の料理名はゲーンキャオワーン(ゲーン:汁物、キャオ:緑、ワーン:甘い)、直訳すると甘い緑の汁物ですが、パッケージのイラストは「辛さレベル3」。甘いの?辛いの?

袋を開けると、これは!懐かしいバンコクの屋台の匂い。爽やかなハーブの香りとココナッツの南国風の香りが期待を高めます。

一口め、最初にきたのはココナッツミルクのまろやかな甘さ、直後に青唐辛子の刺激的な辛さ。甘味と辛味を一度に楽しめるのがグリーンカレーの魅力です。

グリーンカレーの緑色は、グリーンカレーペーストの4割ほどを占める未熟な青唐辛子の色。「辛さレベル3」とありますが、飛び上がるような辛さではなく、フレッシュで清涼感のある辛さの奥に、レモングラスの爽やかな香り、ほのかな酸味が心地よく、これはクセになるかも。

具は食感のいい薄切りたけのこと、柔らかいなす、小さく切った鶏肉が入っていました。

 

本場タイでは一番ポピュラーなレッドカレー。タイ語の料理名はゲーンペッ、辛い汁物です。パッケージのイラストは「辛さレベル2」。さあ、どんな仕上がり?

器に盛った第一印象は、とにかく赤!レッド!熟した唐辛子独特の甘い香りが漂います。一口食べると一拍置いて、赤唐辛子のマイルドな辛さ、そこにハーブの風味が絡んでフルーティーな味わい。

レッドカレーの赤色は、レッドカレーペーストの2割ほどを占める熟した赤唐辛子の色。見た目ほど辛くはなく、甘口唐辛子のマイルドで深みのある辛味が食欲をそそり、ハーブの香りが爽やかです。初めてタイカレーを試す方には、グリーンよりレッドがおすすめかも。

具はグリーンと同じたけのこ、鶏肉と、食感を残した人参でした。

 

タイのカレーの中では最も辛くないイエローカレー。タイ語の料理名はゲーンガリー、カレーの汁物。パッケージのイラストは「辛さレベル1」。さっそく実食を。

色味は黄色というより明るい茶色、スパイスのエスニックな香りに気分が上がります。口に含むと唐辛子のホットな辛さは前面に出ず、インドのスパイスカレーのような穏やかな辛み。ココナッツミルクの香りが引き立ち、野菜の旨味を最大限に活かしたマイルドな味わい。ハーブの風味にタイのテイストを感じます。

イエローカレーの黄色は、イエローカレーペーストに使われるカレーパウダーの中のターメリックの色。カレーパウダーはインドカレーでも使うコリアンダー、キャラウェー、フェヌグリーク、ターメリック、シナモン、黒胡椒、八角、ナツメグのブレンドスパイスです。イエローカレーペーストの2割ほどを占めるのは、日本ではエシャロットと呼ばれる香味野菜のシャロット。炒めると甘い独特な香りがします。

 

色も辛さも風味も「みんな違って、みんないい」タイカレートリオ。まずは、ムソーナチュラル タイカレー(グリーン、レッド、ベジタブル)3種セットで、私のイチオシ!を選ぶのが正解ですね。みなさんの食べ比べレポートも、読んでみたいなぁ。